「教習指導員って、朝から夜までどんなふうに働いているんだろう?」 「教習をしていない時間は、何をしているの?」
これから応募を考えている方にとって、指導員の1日の過ごし方は、なかなかイメージしにくい部分ではないでしょうか。
結論からお伝えすると、指導員の1日は「コマ制」で区切られ、教習と教習の合間に次の教習の準備をこなす、メリハリのあるリズムで進みます。この記事では、指導員の平日のスケジュールを例に、朝の出社から退社までの仕事の流れを見ていきましょう。
勤務時間帯
教習指導員の勤務は、「コマ制」を基本にしています。コマ制とは、教習を1コマという単位で区切り、それを組み合わせる働き方のことです。あらかじめ予約表でその日の担当コマが決まっているため、スケジュールを把握しやすいのが特徴です。
東山自動車学校の勤務時間は、1年単位の変形労働時間制を採用しています。これは、忙しい時期と落ち着いた時期の差に合わせて、1年を通して勤務時間を調整する仕組みで、週あたりの労働時間は平均40時間以内に収まります。実際の勤務時間には、次のようなパターンがあります。
- ① 9:25〜17:25(実働7時間)
- ② 9:25〜18:30(実働8時間)
残業の有無や長さは、勤務形態や時期によって変わります。ただし東山自動車学校では、ワークライフバランスを重視し、残業時間の削減に努めています。繁忙期などでやむを得ず残業が発生する場合でも、残業手当は全額支給します。
1日のスケジュールと業務の流れ
以下は、ある平日の指導員のスケジュールです。
9:25 朝礼 自分が担当する教習車の清掃と点検をすませ、
朝礼で当日の連絡事項を確認します
9:40 技能教習 これから初めて免許を取る教習生を対象に、
指導員が助手席に座り、教習所内のコースや
路上で、ハンドルやブレーキの操作を
マンツーマンで教えます
12:30 昼休憩
13:25 高速教習 仮免許を取得した段階の教習生を対象に、
高速道路での運転を練習する教習です。
合流や車線変更、車間距離のとり方など、
一般道とは勝手の違う運転を、隣に座って
指導します
15:15 休憩
15:35 学科教習 教室で複数の教習生に向けて、交通ルールや
標識の意味、安全運転の考え方などを授業形式で
教えます
17:25 業務終了
17:30 退社
| 9:25 | 朝礼 | 自分が担当する教習車の清掃と点検をすませ、朝礼で当日の連絡事項を確認します |
| 9:40 | 技能教習 | これから初めて免許を取る教習生を対象に、指導員が助手席に座り、教習所内のコースや路上で、ハンドルやブレーキの操作をマンツーマンで教えます |
| 12:30 | 昼休憩 | |
| 13:25 | 高速教習 | 仮免許を取得した段階の教習生を対象に、高速道路での運転を練習する教習です。合流や車線変更、車間距離のとり方など、一般道とは勝手の違う運転を、隣に座って指導します |
| 15:15 | 休憩 | |
| 15:35 | 学科教習 | 教室で複数の教習生に向けて、交通ルールや標識の意味、安全運転の考え方などを授業形式で教えます |
| 17:25 | 業務終了 | |
| 17:30 | 退社 |
ここからは、1日の流れを詳しく追ってみましょう。
朝礼を終えると、9:40から技能教習が始まります。この日の教習生は、大学生のAさん。前回は、右折のときの安全確認が課題でした。「前回お伝えした、曲がる前の目視が今日はしっかりできていましたね」。指導員がそう声をかけると、Aさんの表情がぱっと明るくなります。自分のアドバイスひとつで教習生の運転が目に見えて変わるのは、指導員として何よりうれしい瞬間です。
昼休憩を挟み、午後は担当する教習の種類が変わります。13:25からは高速教習で、仮免許を取得した教習生とともに高速道路へ向かいます。合流や車線変更など、教習所内のコースでは練習できない実践的な運転を、助手席で見守りながら指導します。
休憩をはさみ、15:35からは学科教習です。運転席を離れ、教室で複数の教習生に向けて授業を行うため、マンツーマンの技能教習とはまた違った緊張感があります。
教習と教習の合間には、次の教習の準備をしていきます。教習生は一人ひとり課題も性格も違うため、コマごとに気持ちを切り替えながら向き合うのが、この仕事ならではの特徴です。17:25に業務が終了し、17:30に退社します。
※上記の内容は定時勤務の一例なのでその日、その人により業務内容は変わります。
教習以外の仕事とのバランス

指導員の仕事は、教習だけではありません。資格を取得することで、担当できる業務の幅が広がっていきます。
検定業務は、検定員の資格を取得すると担当できるようになります。修了検定や卒業検定を任され、検定がある日は、午前中に検定を行ってから午後の技能教習に入る、といった一日になることもあります。
高齢者講習は、指導員が所定の資格を取ると担当できる業務です。70歳以上のドライバーが免許更新時に受ける講習で、教習生への指導とはまた違った、地域の安全を支える仕事になります。
そのほかにも、教習車の点検、教習記録の管理、教習生からの相談対応など、細かな業務が一日のなかに組み込まれています。こうした教習以外の仕事も、経験を積むほど任される範囲が広がり、働き方に幅が出てきます。
繁忙期と閑散期でスケジュールはどう変わる?
1日の基本的な流れは、繁忙期でも閑散期でも大きくは変わりません。違うのは、教習のコマ数と、空いた時間の使い方です。学生の長期休暇と重なる繁忙期はコマがびっしり埋まり、閑散期は予約が落ち着くぶん、休暇も取りやすくなります。
そして、閑散期の過ごし方は、担当する仕事内容によって変わります。
学科担当は、オンライン学科の動画撮影や、法改正に合わせた教材の修正、動画編集などに取り組みます。
営業も兼ねる技能指導員は、繁忙期こそ目の前の技能教習が中心ですが、閑散期には取次店への訪問や、入校説明会といった対外的な仕事に当たります。
技能担当は、閑散期に新人指導員の教育や研修にあたるほか、高齢者講習などの業務もこなします。
まとめ
教習指導員の1日は、「コマ制」によるメリハリのあるリズムが基本です。朝の点検と朝礼に始まり、午前・午後の教習を中心に、合間の事務作業や、検定・高齢者講習といった教習以外の業務が組み合わさって、1日が形づくられます。
東山自動車学校では、未経験からでも先輩のサポートを受けながら、こうした1日の流れを少しずつ身につけていけます。「東山自動車学校で働いてみたい」という方の見学や相談を、いつでもお待ちしています。